メジャー・マイナーの違いが判ると初見曲が10秒で理解できる。
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どうも、センです。
メジャー = 明るい
マイナー = 暗い
という話を聞いたことがあるでしょうか。
明るい曲調をメジャーと言ったり、暗い曲をマイナーと言ったりします。
しかし「明るい・暗い」というのは聞き手の受け止め方であり、違いの説明には少し物足りないです。
曲調や感覚も大切ですが、ここでは最初に明確なメジャーとマイナーの違いと定義を示しておきます。
メジャーコードとマイナーコードの違い
メジャーのコードとマイナーのコードの違いは
3度の音が高いのか低いのか、です。
EとEmというコードを例に説明します。
この③と書いてある箇所がEという和音の3度の音です。
3度や度数という言葉がわからない方は、
「3番目の音」と頭に入れておく程度でOKです。
先ほどの③に♭がつきましたね。
♭は「半音低い」という意味なので、半音低い3度の音です、という意味になります。
このように、3度の音に♭があるかないか、
半音低くなるかならないか、によって
メジャーかマイナーかが決まります。
EとEmだけではなく、AとAm、GとGmなどなど、
全ての和音に同じことが言えます。
メジャースケールとマイナースケールの違い
スケールの場合はコードとは違い、3度の音だけではなく他の度数の音も高さが変わります。
いくつもの音や度数に♭があったりなかったりする、というのはとてもわかりにくいです。
なので、実践で使えるように音楽理論を覚えることを優先するので、ある知識を使います。
それは、平行調です。
平行調とは
例えばCメジャースケールがあります。
メジャースケールがわからない方はこちらを読んでくださいね。
Cメジャースケール=ドレミファソラシドの音の並び方・音程差・間隔は
全全半全全全半です。
Cメジャースケールの第6音(6度)から始めるスケール、つまり
ラシドレミファソラ=Aマイナースケールの音の並び方・音程差・間隔は
全半全全半全全です。
ドレミファソラシド と ラシドレミファソラ
この2つは全く同じ種類の音を使っていますが、始める場所によって名前が変わります。
ドから始めるとCメジャースケール
ラから始めるとAマイナースケール
メジャースケールの6番目の音(第6音、6度の音)から始めるスケールをマイナースケールと言います。
Aマイナースケールは基準の音が「ラ」なので、ラを第6音ではなく第1音と数えます。
このメジャーとマイナーの関係を
平行調と言います。
鍵盤でも確認してみましょう。
Cメジャースケールでは 全全半全全全半
Aマイナースケールでは 全半全全半全全
同じスケールでも始まりの音が違うだけで音の並び方が
このように変わることで、スケールの名前も音の雰囲気もガラッと変わるんですね。
それではここまでの知識を使って、曲のキーの違いや雰囲気を確認してみましょう。
注:キーとは、そのコードで終わった感じのする曲、もしくはメロディでそのスケールを主に使った曲という意味です。
例えばキーがCメジャーなら曲調がCで終わった感じがしたり、Cメジャースケールを使ってメロディが出来ている、という意味になります。
キー = Cメジャーの曲の分析
例)チェリー / スピッツ
メロディにドレミファソラシドを使っており、
かつサビがドで終わり、コードもCで終わります。
曲調は明るい・暗いでいうと、明るいですね。
なので、この曲のキーはC(Cメジャー)です。
キー = Aマイナーの曲の分析
例)めぐる季節 / 魔女の宅急便
メロディにラシドレミファソラを使っており、
かつラで終わり、コードもAmで終わります。
曲調は明るい・暗いでいうと、暗いですね。
なので、この曲のキーはAm(Aマイナー)です。
ーーーここから加筆ーーーー
こちらは各キーと平行調の関係一覧図です。
保存しておいて、「あれ?このキーの平行調なんだっけ?」と思ったときに確認してください。
また、このような図を暗記しなくても平行調を探す方法があります。
それは短3度です。
ギターやベースでいうと半音3つ・フレット3つ分の音程差のことです。
例えばギターで5弦の3フレットはCで、開放弦はAですね
ベースの場合、3弦の3フレットがC、開放弦がAですね。
上の一覧表に照らし合わせると、CメジャーとAマイナーが平行調です。
例えば6弦(ベース4弦)の開放弦はE、3フレットはGです。
一覧表に照らし合わせると、GとEマイナーが平行調です。
このようにメジャーとマイナーは半音3つ分(フレット3つ分)の音程差の関係にあります。
一覧表を見なくても、この法則を覚えておけば平行調を導き出すことが出来るんです!
ーーーーここまで加筆ーーーー
メジャー・マイナーの違いがわかるとこうなる
いかがでしたでしょうか。
今回はスケールやコードが判っている状態から曲のキーを探しました。
この知識を使うと、曲のキーが判っていれば使うスケールやコードを簡単に見つけることができます。
耳コピのスピードと精度が上がったり、曲の中でわからないコードがあったとき手探りではなく理論的に探すことが出来るようになります。
僕は割と耳コピが得意なのですが、それはメジャー・マイナーのコードやスケールの関係がほぼ全てのキーで頭に入っており、思い出してすぐにギターで弾くことが出来るからです。
慣れてくると、
初めての曲を聞いて10秒位で曲のキーを探し出し、
Aメロを聞いてサビのコード進行を予測したり先読みしたり、
1番を聞けば2番が弾ける、なんてことも出来るようになります。
まるで曲芸や一発芸なので演奏とは少し離れてしまいますが、音楽において便利なことには違いありません。
こういった知識は慣れるまでが大変ですが、演奏中に意識していると楽しく覚えられます。
それでは、今回はここまで。
最後までご覧いただき、ありがとうございます。
セン -sen-
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