音楽は全てドレミ(メジャースケール)で成り立っている。←だから何?
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どうも、センです。
ドレミファソラシドって聞いたことありますよね。
音楽を本格的に始める前から、幼稚園や小学校の時から慣れ親しんだ言葉です。
僕は音楽理論を勉強し始めた頃読んだ教則本に、こんな言葉が書いてありました。
「音楽はドレミファソラシドから成り立っている。」
だから何?
音楽がドレミで作られてることくらいわかるよ。
とツッコミを入れたくなりました。
実は当たり前のように使っているドレミですが、深く理解しようとすると結構ややこしくなってしまいます。
しかし、ギターやベースなど、バンドで演奏する時に意識する必要があるのは次の3つだけです。
ピアノの鍵盤でドレミファソラシド
まずドレミファソラシドとは、ピアノの白い鍵盤を順番に弾いた時の音階です。
音階とは、音の並び方と捉えてください。
例えば、ドとレの間には黒い鍵盤があります。
レとミの間にも黒い鍵盤があります。
しかし、ミとファの間には黒い鍵盤はありません。
なぜでしょう?
もう1つ質問があります。
ドレミファソラシド、はドから始まっていますね。
では、ド以外の音から白い鍵盤を順番に弾いてみると、どんな音に聞こえるでしょうか。
例えば、
ソラシドレミファソと弾いてみましょう。
ドレミファソラシド、より不安定で落ち着かない感じに聞こえますよね。
これには「音程差」と「音階・スケール」というものが関係しています。
全全半全全全半ってたまに聞くけどなに?
音楽は「全音」と「半音」という、2つの音程の差(音の高さの違い)によって成り立っています。
まず覚えてもらいたいのは、「半音2つ=全音1つ」ということです。
これをピアノの鍵盤に表すと、こうなります。
・隣の鍵盤は必ず半音(黒い鍵盤も含める)
・ドレミファソラシドの並び方は「全全半全全全半」
この、「全全半全全全半」の並び方が人の耳に心地よく聞こえる音階、
「メジャースケール」
と言います。
先ほどの、「ソラシドレミファソ」は音階の並び方が
全全半全全半全となり、
メジャースケールではないので、不安定に聞こえるんです。
また、白い鍵盤をドから順番に弾くと自然とメジャースケールになるように、
ミとファ・シとドの間には黒い鍵盤 が無いんですね。
ちなみに、ソラシドレミファソではなく、
ソラシドレミ ファ♯ ソ と弾くと、音階が
全全半全全全半となり、
メジャースケールになるので心地よく聞こえます。
ギター・ベースに例えると
ギターやベースで例えると、1フレット隣が半音、2フレット隣が全音です。
1本の弦だけで弾こうとすると、こうなります。
しかしギターとベースはピアノと違って、横に一直線に音が並んでいる楽器ではなく、何本もの弦を使って演奏をします。
なので実践で使えるように、1本の弦ではなく何本も弦を使ってメジャースケールを弾くと捉えやすいです。
メジャースケールを覚えてどうなるのか
今回はメジャースケールと全全半全全全半、それを指板で演奏するとどういう動きになるのか、を覚えましたね。
ではここで、これを弾いてみてください。
弦は違うけど、ドレミファソラシドとまったく同じ動きですね。
実は、
ソラシドレミファ#ソ
をギターとベースで弾くとこうなるんです。
弦楽器の場合、隣の弦にずれたり、フレットを横にずれたりするだけで
別の音程のメジャースケールを簡単に演奏することができます。
これはピアノとは違い、1つの形を覚えたら別のメジャースケールを使っている曲で応用が効きやすい、ということなんですね。
そして、音程の差が捉えられるようになったということは、
曲のキーを探したり、分析したりするときに役に立つ、ということなんです。
ただボーっと曲演奏するだけではなく、歌のメロディーを指板で弾いてみたり、ベースラインを弾いている時に「今メジャースケールの中のどこの全音を弾いているのかな?」と意識してみてください。
いつも弾いている演奏が違った角度から見えるので、新鮮ですよ。
では、今回はここまで。
ありがとうございました。
セン -sen-
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