度数は何番目か、という意味。カポなしでも転調にチャレンジ出来る!
===========
あなたの応援が、良い記事を書くモチベーションにつながります。
ぜひクリックよろしくお願いします。
↓↓↓↓↓
===========
どうも、センです。
音楽理論の講座や記事などを読んでいるとよく出てくる「度数」という言葉。
知っている身とするととても便利な言葉なんですが、知らない人にとっては「???」という感じです。
度数を理解すると理論の話の理解が深まるだけではなく、曲を演奏している時にも
「今弾いているコードはスケールの中のどの音から作られているのか」
「曲の中でどういう効果や意味があるのか」
ということまで意識することが出来るようになります。
曲を演奏しながらリアルタイムで分析が出来て、さらにそれを別の楽曲や作曲にチャレンジする時にも応用が効くようになりますよ。
それでは始めましょう。
度数とは
度数とは、「何番目の音か」という意味です。
また「どのくらい音が離れているか」「どのくらい音程の差があるか」ということも指しています。
キー・スケール・ダイアトニックコードにおいて7つの音に数字を割り当てて、その音を番号で呼ぶ、という使い方をします。
コード単体の中ではルート音(根音)を基準にして、他の構成音がどの程度離れているかという音程の差を把握するために使います。
ローマ数字表記
度数は名前の通り数字で音を把握する考え方ですが、アラビア数字(123)ではなくローマ数字(I II III IV Vなど)で表記します。
スケールの中の度数
キーCの場合、構成音はドレミファソラシドです。
一覧にすると次のようになります。
コードの中の度数
コードとスケールは密接な関係にあります。
というよりも、極端に言うとコードはスケールの1音飛ばしを重ねると作れます。
例えば上記のCメジャースケールの1,3,5度だけを弾くとドミソ(C)になります。
1,3,5,7度を弾くとドミソシ(CM7)になります。
そして、コードの中で一番土台となる1度の音をルート音(根音)と呼びます。
Root、Rt、R、
ルート、などと表記します。
ではキーCのダイアトニックコードの仲間である、Dmはどのように表記するのか
Cメジャースケールの1音飛ばしを重ねる、
ルート音はレ(D)なので2,4,6かな?と考えたあなた
惜しい!
コードが変わっても、コードネームの音程をルート音・1度として数えます。
Dmの場合Dがルート音になるので、コードは次のように表記されるんです。
ダイアトニックコードの中の度数
ダイアトニックコードでは次のように表記します。
ローマ数字にマイナーやdimなどを加えて、書くのが一般的です。
読み方は「IIIm」は「さんどマイナー」
使う頻度は低いですが「VIIdim」は「ななどディミニッシュ」などと読みます。
「I」「V」などは「いちど」「ごど」ですね。
真価を発揮するのは別のキーで弾く(転調する)とき
例えば次のようなコード進行があるとします。
歌を歌っていて曲のキーが低いので、キーを1音高くしたい。
そんなときにキーDで演奏する場合コード進行がすぐ浮かぶでしょうか。
浮かばないと思います。
そこで、まずは度数でコード進行を把握します。
度数を把握すると 4 5 3 6 ( IV V IIIm VIm)ですね。
ここで、こちらの記事と各キーのダイアトニックコードの一覧表を見てみましょう。
この記事のダイアトニックコードの表とキーDを照らし合わせると、次の進行になります。
このように度数とダイアトニックの知識を応用すると、自分で転調後のコードを探すことが出来ます。
コードがわかるということはカポを使わなくても転調が出来るようになります。
また、度数を理解している人同士なら「そこIVじゃなくてIImで弾いてよ」などと、キーやコードネームを介することなく伝えることができます。
今回はここまで。
ありがとうございました。
===========
あなたの応援が、良い記事を書くモチベーションにつながります。
ぜひクリックよろしくお願いします。
↓↓↓↓↓
===========