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曲の雰囲気を決めるセブンスの仕組みと使い方

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どうも、センです。

 

 

曲を演奏していると必ずと言っていいほど出てくる数字の7。

 

セブンスという和音らしいけど、もっとよくわからないm7やメジャーセブンス?という和音も出てくる...

一体どう演奏すればいいのかわからないし、なんでセブンスなんて出てくるのかわからないし、あってもなくても変わらない気がする...

 

と思っていませんか?

 

今回はそんなセブンスの効果、使い方、読み方、弾き方などを解説していきます。

 

 

 

2種類のセブンスとメジャー・マイナー

まずセブンスのコードは2種類あり、普通のセブンスメジャーセブンスという2種類があります。

このメジャーセブンスというのは、普通のメジャー・マイナーのメジャーではなく、あくまでセブンスに関係する全く別の言葉として捉えてください。

 

 それに加えて、マイナーのコードに7thがつくことがあります。

 

 

 

セブンスコードの仕組み

ルート音を全音(半音2つ分、もしくは2フレット)下げた音(b7・短7度)を加えるとセブンス、

ルート音を半音(1フレット)下げた音(7・7度)を加えるとメジャーセブンスが作れます。

 

 

Aのコードを例に説明します。

f:id:sen-spring:20170823220608p:plain

 

そしてメジャー・マイナー・セブンス・メジャーセブンスを

表にすると次のようになります。

 

 

 

f:id:sen-spring:20170823215751p:plain

 

2,3弦のトーンの動きに注目して見てください。

Aと比べると、3弦2フレットのルート音が全音下がり、開放弦になっています。

 

つまり7thの音は通常のコードにルート音の2フレット、(全音1つ分、半音2つ分)低い音(b7)を加えると作れます。

f:id:sen-spring:20170823220618p:plain

 

A7から2弦3フレットの3度の音を半音低くすると短3度(b3)となり、

Am7になります。

f:id:sen-spring:20170823220622p:plain

 

Aのコードから3弦2フレットのルート音を半音、つまり1フレット分低い音(7度)を加えるとメジャーセブンスが作れます。

f:id:sen-spring:20170823220629p:plain

 

AM7から2弦3フレットの3度の音を半音低くした音を加えるとAマイナーメジャーセブンスが作れます。

非常にややこしい名前のコードですが、正確な読み方です。

f:id:sen-spring:20170823220633p:plain

 

 

 

上でルート音を1or2フレット分変化させるとセブンス、メジャーセブンスが作れる、と書きました。

しかし、どのコードも5弦のルート音は変化させていませんね。

 

ポイントは、コードの最も低い音(Aの場合5弦の開放弦)の音は変化させない、ということです。

なぜなら、コードの一番低い音(ベース音)を変えると、オンコードになってしまうからです。

 

ベース音はコード感や響きを担っているとても重要な音です。

セブンスを作りたいときはベース音ではなく、ベース音より1もしくは2オクターブ高いルート音を変化させるようにしましょう。

  

 

 

 

ダイアトニックコードとセブンスの関係

ダイアトニックコードは基本的に3和音(3つの音で出来ているコード)ですが、それに7thを加えて4和音のダイアトニックコードを作ることが出来ます。

 

これがその一覧表です。 

 

f:id:sen-spring:20170823223024j:plain

Cメジャースケールを例に見ると、度数と7thの対応は次のようになります。

f:id:sen-spring:20170823223521p:plain

 

1度メジャーセブンス

2度マイナーセブンス

3度マイナーセブンス

4度メジャーセブンス

5度セブンス

6度マイナーセブンス

7度マイナーセブンス(フラットファイブ)

 

7度は特殊な和音なので、説明は別途行います。

 

 

セブンスの使い方

基本的にはダイアトニックコードを元に作った、コード進行と度数の対応によって付け加えるセブンスは決まっています。

 

ですが、それぞれのセブンスの特徴があります。

 

楽譜の演奏やコピーをする時になぜそのセブンスを使っているのか、ということが理解出来るので、具体例を示しておきます。

 

 

7th

ダイアトニックのうち、7thを使うコードは一つしかありません。

キーCのうちG7のみです。

しかし使い方としては最も重要なので、しっかりポイントを抑えておきましょう。

 

7thの使い方は、強烈な終止感です。

なんのことか意味わかりませんよね。

 

具体例を載せておきます。

 

www.youtube.com

 

コード進行はF G C と F G7 Cです。

 

前半のF G Cよりも後半のF G7 Cの方が終わった感じがしますよね。

 

これが強烈な終止間です。

 

 

 

m7、M7

マイナーセブンとメジャーセブンは曲やコード進行を味わいを深める、隠し味のような役割をします。

 

例えばAm Dm G C というコードそれぞれに全てセブンスの音を加えると、

Am7 Dm7 G7 CM7となります。

 

 

www.youtube.com

 

 

AmとAm7、CとCM7という風にそれぞれの和音を聴き比べてもあまり違いは感じないかもしれません。

 

しかし一曲3~4分という長い時間の中で、セブンスの音を加えるのとしっかり演奏するのでは曲全体の雰囲気が大きく変わってきます。

 

また、キーCだと主音はドなので、当然曲のメロディもドで終わることが多くなります。

しかしCのルート音であるドをCM7ではシにしているので、CM7上ではドとシの音が半音違いでぶつかることになります。

 

注:半音違いの音が同時に鳴るとかなり不協和音のように聞こえるので、よほど意図的でない限りは避けたほうが良いです。

 

そういった時はメロディーをシやCM7のコードトーンであるミで終わるようにするなど、工夫すると良いでしょう。

 

 

 

 

mM7

ポップスの中ではあまり使う機会が限られて来て、正直僕もあまり聞いたことがありません。

m7からクリシェでベース音が半音下がっていく最中にこの和音になりますが、経過音的に鳴る場面だけではこの和音の説明としては不十分です。

 

音楽理論はただ学ぶだけではなく実践・アレンジをするために知識なので、

既存の曲を例にこのmM7を使ってアレンジしてみましょう。

 

 

例) minor swing / Django Reinhardt

www.youtube.com

 

 

このように一番最後のアウトロで使うと効果的かもしれません。

 

 

www.youtube.com

 

 

複雑な和音なので、ジャズ系など複雑なコードを演奏するジャンルで使うと良いかもしれませんね。

 

 

 

 

今回はここまで。

ありがとうございました。

 

セン -sen-

 

 

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